プロリーグの新ルールではまず2Pick戦を行い、
その後両チームの残り3人がローテーションで戦う。
4戦を終えた時点でスコアが2-2の場合両チーム自由にプレイヤーを決めて延長戦を行う。
2Pick戦の勝敗ってどれくらい全体の結果に影響する?
上の図のPlayer2, Player3, Player4の順番で勝敗への貢献度って変わる?
計算方法
- 勝ち勝率と負け勝率
勝ち勝率は勝った場合のチームの勝率。負け勝率は負けた場合のチーム勝率
全ての勝率が50%だとすると、ローテーションで3-0する確率は12.5%、2-1か1-2する確率は37.5%、0-3する確率は12.5%
理論上だと
2Pickが勝った場合のチーム勝率(勝ち勝率)は0.6875
(0.125+0.375+0.375*0.5)
負け勝率0.3125
(0.375*0.5+0.125)
勝ち勝率マイナス負け勝率からおおよその勝敗への貢献度を計算できる。
勝利貢献度は0.375
数字が表すのは勝った場合、負けた場合と比べてチームの勝率が0.375上がる
P2も2Pickと同じく勝利貢献度は2Pickが勝っても負けても0.375。
P1、P2が2-0した場合などだとP3とP4の勝率貢献度は下がるが、逆に接戦になった場合はプレイヤー3,4の勝率貢献度が上がる。
頻度を含めてアベレージを取るとP3、P4も勝利貢献度が0.375になる。
よって全てのプレイヤーの勝利貢献度は理論上平均37.5%。
試合が勝ち負けに関わる場合一番プレッシャーが掛かるP4に最も頼れるプレイヤーを置いているチームも結構見かけますね。
P2は2Pickと同じく常に勝利貢献度が0.375なので、安定して戦ってもらえるプレイヤーに任せたい。
なんとなく自分がプレイヤーの順番を考えるなら強さをA>B>Cだとして
P2をB、P3をC、P4をAにするかも。
実戦ではデッキの得意、不得意と相性の関係でプレイヤーを選択する必要があるのであまり役に立つ考え方ではない。
実際には?
勝ったチーム視点で勝ち試合を1、負け試合を0とする
なんと5節まで20回中17回2Pickで勝ったチームが勝利している
理論上だと2Pickで勝っているチームが勝利する可能性は68.75%だが実際現在は85%が勝っている。
上手くデッキ選択で当て勝ちしなくてはいけなくなった今のプロリーグだと相手に比べてリスクを負える戦略上の有利や勝ちがチームの士気を上げている結果などと考えられる。
前のルールの場合
3戦しか行われない場合
2Pick戦で勝つと構築側で1-1か2-0で勝利
負けると2-0で勝利
2Pickの勝ち勝率0.75
負け勝率0.25
貢献度0.5
4-5戦行うので当然ですが、前と比べてローテーションの重要性は上がっているはず。
あれ?
2Pickで勝ったチームが勝っているパターン21回中13回
61.9%
期待値:75%