スペルマナリア、ハンナ採用について

前期の終わりから流行りのマナリアのキーカードを一枚ずつ入れるスペルマナリアウィッチ。ハンナありとなし、どちらの方が始祖マナリア+アングレアを引く確率が高くなる?

今回基準にするリスト

予想:

先攻は全マナリアカードへのアクセスが上がるハンナ入の確率が高い。

後攻でも結局2t3tでサーチできる確率が上がっているため、ハンナ入りの確率が高い。後4始祖5アングレアがたまにハンナ引きによりターンが遅れるパターンは印象に残りやすいだけ。

ハンナなしは各確率に5-10%の差が出る。

実験内容:

マリガン

先後キープ

始祖、アングレア、クレイグ、ハンナ、フレイヤ、マナリアパーティー

 

先攻キープ

絆の証明(結果的に先攻絆の証明を返すと5tアングレア+6t始祖の確率が1%上がるというデータが出たが、ハンドを1枚増やすことを優先)

 

特別なセットキープなし

マジミサなどの2コス1ドロー6枚

知恵の光3枚

 

ターン中の行動の優先順位

先攻

1t知恵>パーティー

2tフレイヤ・ハンナ>マジミサ>知恵>パーティー

3t絆の証明>フレイヤ・ハンナ>パーティー>知恵>マジミサ

4tフレイヤ・ハンナ>絆の証明>パーティー>知恵>マジミサ

5tアングレアで固定

6t先ドローからの始祖を考慮しない、始祖で固定

後攻

1t2tほぼ同じ、ハンナ>フレイヤ

3t始祖ない場合 ハンナ・フレイヤ>パーティー>証明>知恵>マジミサ

3t始祖ある場合 絆の証明>ハンナ>フレイヤ>パーティー>知恵>マジミサ

4t始祖ない場合ドロー

4t始祖ある場合始祖>ドロー。0パーティー、0知恵とりあえず打つ。

5tアングレア固定

6t先ドローからの始祖を考慮しない、始祖で固定

先攻結果1:

まず、知恵の光、マジック・ミサイル系統のカードを考慮せずにシミュレーションしてみた結果:

ハンナあり先攻5tアングレア+6t始祖55.3%

ハンナなし先攻5tアングレア+6t始祖48.5%

6t先ドローからの始祖を考慮しない+空いたppでの1ドローを考慮していないためか、やや低い数字が出た。

マジミサと知恵の光もシミュレーションに加えることにした。

先攻、変更後:

ハンナあり

先攻5tアングレア+6t始祖 64.0%

・+6tクレイグ 51.7%

 

ハンナなし

先攻5tアングレア+6t始祖 59.0%

・+6tクレイグ46.1%

後攻結果

ハンナあり

後攻4t始祖+5tアングレア53.8%

後攻5tアングレア+6t始祖 60.35%

・+6tクレイグ 44.3%

 

ハンナなし

後攻4t始祖+5tアングレア54.0%

後攻5tアングレア+6t始祖 58.5%

・+6tクレイグ 43.0%

 

結論:

“後4始祖後5アングレアがたまにハンナ引きによりターンが遅れるパターンは印象に残りやすいだけ。”というのは少し嘘で、誤差に近いが0.2%ハンナなしの方が4t始祖5tアングレアのコンボを決めやすい結果になった。

しかし、それ以上に6tまでにアングレア+始祖+クレイグを全部引き込む確率の差が目立った。先攻の場合5%、後攻の場合2%ほどハンナありに部があるという結果が出た。

後攻の方がアングレアと始祖マナリアを引き込む確率が高いに決まっていると思い込んでいたが、始祖マナリアの進化の強さに引きずられ3t4tの動きの優先順位が変わるためか、若干後攻の方がマナリアカードを揃いにくいという結果になった。

好奇心について

 

 www.lesswrong.com

 

You consider an objection, then a counterargument to that objection, then you stop there.  You repeat this with several objections, until you feel that you have done your duty to investigate, and then you stop there. You have achieved your underlying psychological objective: to get rid of the cognitive dissonance that would result from thinking of yourself as a rationalist, and yet knowing that you had not tried to criticize your belief.  You might call it purchase of rationalist satisfaction—trying to create a "warm glow" of discharged duty.

 

Afterward, your stated probability level will be high enough to justify your keeping the plans and beliefs you started with, but not so high as to evoke incredulity from yourself or other rationalists.

 

When you’re really curious, you’ll gravitate to inquiries that seem most promising of producing shifts in belief, or inquiries that are least like the ones you’ve tried before. Afterward, your probability distribution likely should not look like it did when you started out—shifts should have occurred, whether up or down; and either direction is equally fine to you, if you’re genuinely curious.

 

何かに疑問を持ったとする。異論を検討するが、その異論に対しての反論が思いつき、止まる。異論に対しての反論を自分が調査する義務を果たしたと感じるまで続け、そこでやめる。つまり、自分を合理主義者だと思いながら、自分の信念を批判しようとしなかったことから生じる認知的不協和を解消するという、根本的な心理的目的を達成したのである。 これは合理主義者の満足の購入と呼ぶことができるかもしれない。

 

その後、元の仮説が正しい確率は、あなたが最初に立てた計画や信 念を維持することを正当化するには十分高いが、自分自身や他の合理主義 者から信じられないと思われるほど高くはないだろう。

 

本当に好奇心が旺盛なときは、信念の転換をもたらすことが最も期待できそう な探究や、以前に試したことのある探究と最も似ていない探究に引き寄せ られるだろう。その後、あなたの確率分布は、おそらく始めたときとは違っているはずである。

(DeepL翻訳使用)

プロツアー

プロツアーマナリアウィッチリスト比較、シャドラボから

svlabo.jp

プロツアー予選の蓋を開けてみるとハンナ入り3人、ハンナ抜き4人。

ハンナ入りのリストを使った選手の順位は2位、3位、4位。

18勝6敗勝率75% 先攻13回後攻9回

ハンナ抜きのリストを使った選手は5位、6位、7位、8位。

14勝24敗勝率39%先攻20回後攻20回

ミル、ユーリ、rikkaが強いだけ、先攻を多めに引いただけ、にしては勝率が偏りすぎている。

 

合理的にデッキ配分を決めるというのはどういうことなのだろうか。

今回は試合結果からは明らかな違いが出たため、プロチームの選手、特にプロツアー不参加のプレイヤーはこういうデータ収集をし、数パーセントの勝率につながる有益な情報を探すべきでは、と批判するために実験をやり始めたが、思っていたよりリストの差が出なかった。それとも、一枚のカード差で2〜5%確率が変わることは大きいととらえるべきなのだろうか。

この作業は一人で1日かかった。

シミュレーションが作れないならテレビやYouTube見ながらCPU相手に50戦回して、先5後4にスクショを取ればいい。数時間で結果が出る。

その方法に無駄が多いと考えるなら普段何十戦、何百戦もデッキを回している間に簡単なメモを取ればいい。

でもその行動にたどり着くまでにはそのカード一枚の差に好奇心を持つこと、言い訳をつけずにもっと硬い形で真実を証明したいという気持ちが必要なのではないか。

 

*追記

potwasher.hatenablog.com